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現代の「成人の生活習慣病」について

2020年12月23日 16時14分

代表的な5つの生活習慣病

【糖尿病】
糖尿病とは、”インスリン”(ホルモンの一つです)の分泌に問題が生じ、体内の血液中に糖が過剰存在する状態が改善されないのが糖尿病です。糖尿病には2つのタイプがあって、①自己免疫疾患が原因の1型糖尿病、②遺伝的要因や生活習慣が組み合わさった2型糖尿病があります。生活習慣として問題なのは2型で、日本人の場合「隠れ糖尿病」の疑いがあると言われています。

【心疾患】
心疾患とは、心臓に発生する病気の事を言います。これは、心筋が酸素不足や栄養不足に陥る状態の事を指しているのですが、心臓の心筋へ血液を送る冠動脈の機能が低下する事によって引き起こります。狭心症と心筋梗塞がこの病気に該当し、心筋梗塞が起きると特に心筋への血流が途絶えて、最悪は死に至ります。

【脳卒中】
脳卒中には、病気が複数あります。中でも特に多い病気は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血これら3つになります。脳卒中が引き起こる原因も、心疾患と似ており、高血圧、脂質異常、高血糖、高尿酸血症等が深く関連しています。そして、病気の根本になってくるのが、喫煙、飲酒、肥満、ストレス等の生活習慣が要因とされています。

【がん】
人間の体と言うのは、正常な細胞であれば体の状態・周囲の組織状態に応じて、細胞を増殖、ストップする働きをします。しかし、これに対してがんは、異常な細胞であるがん細胞と言うのは増殖し続けて、周囲の組織迄を侵食していき機能障害を引き起こします。

【慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん )】
慢性閉塞性肺疾患とは、COPDとも呼ばれる病気です。有害物質(煙草等)を体内に吸入する事によって肺が慢性的な炎症を起こし、咳、痰、息切れ、呼吸困難等の症状が出ます。その原因には、大気汚染の問題、粉塵(ふんじん)、遺伝等も関係していますが、一番の原因は喫煙にあると言われており、COPD患者の90%は喫煙歴がある事が分かっています。